ろ過砂
砂ろ過法=急速ろ過・緩速ろ過において、ろ過池の維持や管理も、ろ過砂の物性や粒度で役割が大きく左右されます。適性を図って選定ください。
- ■物性について
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- 適性・・・石英質の多い硬い砂で、粒度がそろっていること。ごみ・粘土・汚泥が混入していない清浄な状態。
- 不適性・・ろ過水のpH値が上昇しやすくなる石灰質の多い砂。
- ■粒度の有効径、均等係数 ※JIS Z 8801を基準にして
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- 有効径が小さくなる⇒粒子径も小さくなり、粒径がそろう⇒均等係数値は小さくなる。
※ろ過砂の均等係数が、1.0に近いと均質で、また適性が高いといえる。
- 適性・・・・・図:1-1のような均一性が保たれると適切なろ過率がより効果的に。
- 不適性・・・・図:1-2のように不均一さになると、ろ過率が落ち、ろ過砂が流出し、有効径も大きくなる。
- ■急速ろ過砂
- ろ過速度が120~150m/日、損失水頭1.5m⇒ ろ過材の洗浄が必要。
均質係数が小さく、粒度がそろったろ過砂⇒逆流洗浄において効果的に膨張率が大きくなり、砂同士のもみ洗い現象で洗浄効果も高まる。・・・急速ろ過砂は、0.5~0.65mmが多用されている。
- ■緩速ろ過砂
- ろ過速度が8m/日(最大)、急速ろ過に比べ遅い。有効径は0.30~0.45mmが多用される。逆流洗浄ではないため、細砂と粗砂が混合されたろ過層を形成する。
- ■水道用ろ過砂 日本水道協会規格(JWWA A103:2006)
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